忍者ブログ
「Axis Powers ヘタリア」の二次創作を扱う非公式ファンサイト。
19 . May
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

20 . July


ちょいエロ題で普と誰か。

このお題で一番けしからんのは独か。いつもヤってる最中の描写がなくてすまんと心の中で謝ってみる。最中よりも、前戯とか、後戯中のいちゃこらを書くのが好きなもんで。

可愛いのは神羅とマリア。…マリア、可愛いよ、マリア、ハアハア…。








拍手[16回]




体の一部 口編(日普)


「…っん、」

蜂蜜で汚れた指を向けられ、プロイセンは暫し逡巡し、舌先を突き出し差し出された日本の指先から滴り落ちそうな蜂蜜を舌で受け止める。濃厚な脳まで痺れるような甘さがじわりと舌の根を溶かしていく。ぐっと奥まで、その指を俄かに突っ込まれプロイセンは眉根を寄せ、日本を見やった。

「んんっ、ふあっ」

日本の指を噛むわけにはいかず、開いた口からだらだらと飲み込みきれない唾液が顎を伝い始める。それを日本はうっとりと見つめる。

「蓮華の花の蜂蜜のお味はどうですか?」

口腔を弄び、唾液ですっかりふやけた指を引き抜き、唇を弄ぶようにひと撫でしたその指をぺろりと舐めた日本は視線を上げ、流し台に凭れかかり体を支えるプロイセンを見やる。
「…あじみ、したいっていった、だけなのに、なん、で、こうなるんだよ…」
言った瞬間、瓶に指を突っ込みとろりと金色の液体に濡れた指を嬉々として、日本は差し出してきた。それを乗せられるがまま、口に含んだことが間違いだった。舌が痺れてる。体の奥が火照る。口の中を弄られただけだと言うのに、まるで体を弄られたかのように汗ばんでいる。

「私の指、好きでしょう?」

意味深に笑んだ日本にプロイセンは顔を赤くし、黙り込んだ。

 

 

体の一部 手編(教授親父×学生普)

 


赤く塗られた薬指の指先をじっと見つめているギルベルトにふっと欲望めいた何かを覚えてフリードリヒはその欲望を逃すように息を吐く。溜息に気づいたギルベルトが不意に視線を上げる。交わる視線。見られていたのだと気づくとギルベルトは頬を赤くし、視線を逸らした。

「…ギルベルト、おいで」

読みさしの本に栞を挟み、手招く。ギルベルトは逡巡したものの立ち上がり、視線を合わさぬよう伏せたままフリードリヒの前へと立った。フリードリヒは椅子を引くとぐっとギルベルトの腕を掴み引き寄せた。

「…え、わ!?」

引き寄せられるまま、フリードリヒの膝を跨ぐように腰を落としたギルベルトは顔を更に赤くし、反射的に逃れようと腰を浮かすのをフリードリヒは腰を抱いて引き留める。
(…細いな…)
女性特有の細さではないが、同年代の学生に比べればギルベルトは華奢に見えた。
「…きょ、教授?」
狼狽した赤が潤んで、血の上った頬は熱を持って火照る。その頬を撫でる。それにぎゅうっと目を瞑ったギルベルトの手のひらへ、フリードリヒは自分の手のひらを絡ませた。

「…あ、」

びくりと震える肩。指先がすうっと冷えていく。緊張に冷えたその指の付け根から、なぞるように撫でれば、引き攣れた声を漏らして、ギルベルトは体を竦めた。
「…大分、剥げてしまったな」
薬指の先を掴む。赤はその爪から剥がれ落ちてしまっていた。
「…また、塗ってやろうか?…それとも、」
その爪をフリードリヒは撫でる。瞑った目を恐る恐る開いたギルベルトに視線を合わせ、フリードリヒは笑むとその指先を取った。

「…ふぇ?」

小さな爪の先に口付けを落とされたのに、緊張の所為で上手く頭が回らないギルベルトは白金の睫毛を瞬かせた。

「この指にお前は私のものだと解るように、印を付けておこうか」

薄く開いた唇がギルベルトの指を食む。指の付け根に走った痛み。根元に付けられた歯型。ギルベルトはぱくぱくと酸欠の金魚のように喘ぎ、フリードリヒの肩に耳まで赤くなった顔を伏せた。

 

 


体の一部 耳編(神羅とマリア)

 

「…重い」

いつの間にか、寄ってきて隣で大人しく自分のすることを見ていたマリアの頭がことりと肩に落ち、ずるりと滑って、膝に落ちる。神聖ローマは眉を寄せ、溜息を落とす。その溜息に返ってくるんのはすうすうと気持ちよさげな寝息で。その頭の下には今まで読んでいた本が枕にされていて、読書を続けるにはどうも難しい。神聖ローマは深い溜息をひとつついて、それを諦め、マリアを見下ろした。

(…………睫毛が蜂蜜色だ)

頬に落ちる睫毛は、淡い金色の髪と同じ色をしている。風にそよいでふわふわと揺れる短い髪はひよこのようだ。硬そうに見えて、マリアの髪は細く柔らかい。その髪に指先を滑らせ、撫でる。するすると指先を滑るその感触は心地よく、こめかみから指を滑らせれば懐くようにマリアの口元がへにゃりと緩む。撫でていた指先が髪に隠れることなく露わになった耳に当たる。形の良い耳。耳殻を撫で、凹凸を撫でる。耳の穴へとそっと指先を差し込めば、ぴくっとマリアの肩が震えた。それに慌てて、神聖ローマは指を引き抜き、息を吐く。そっとマリアの様子を伺えば、起きる気配はまったくない。それに神聖ローマは引っ込めた指先を再び、マリアの耳殻に乗せ、緩く描くカーブをなぞり、耳朶を摘んだ。

(…柔らかい…)

ふにふにと弾力のある柔らかさに暫し、夢中になって耳朶を弄る。その耳朶がだんだん赤く火照ってゆき、「ふぅ…んっ」と言う声に我に返って、神聖ローマは指を止める。顔を真っ赤にしたマリアが困った顔をして、自分を見上げているのに気づき、神聖ローマは顔を赤くしたのだった。

 

 


体の一部 胸編(露普?)

 

「どこ、触ってんだよ?」
「見れば解るでしょ。胸だけど」

突然、東ベルリンの職場に来襲してきたロシアに、これまた突然椅子を引かれ、向かい合うようにして膝の上に乗ってきたロシアにプロイセンは手にしていたままのペンを置きかねて、眉を寄せた。ロシアは嵌めていた手袋を投げ出すやいなや、プロイセンの一張羅の制服の前を肌蹴させた。散らばった釦が机の下や部屋の片隅に転がって行くのを目端で捉え、プロイセンは心の中、溜息を吐いた。それを探して拾い、縫い付け直すことをを考えると頭が痛くなる。…人並みに色々と出来る(そうならざるえなかっった)が裁縫と言うやつはどうも苦手だ。まず、針穴に糸が通った例がない。そう思いつつ、ロシアのひんやりと冷たい指先が胸の上をつっと滑るのにプロイセンは眉を寄せた。
「俺の胸なんか触ったって気持ちよくねぇだろうが。ウクライナに触らせてもらえよ」
あの巨乳に顔を埋めてみたいと思う。埋めたら、きっと窒息するかもいれないが、それはそれで男として本望かもしれない。どうしようもないことをプロイセンは思う。ロシアの指は何かを探すように胸の上を撫でる。冷たさばかりが皮膚を侵食していく。この男の指はいつも冷たい。
「何、言ってるの。触れる訳ないでしょ」
冷えた指先の冷たさはシベリアの永久凍土の冷たさか。胸を指先が滑る度に、ぞわぞわと鳥肌が立つ。その指が脇腹の肋骨を撫でて左胸の中心部で止まった。そこにひやりとした手のひらが押し当てられその冷たさにプロイセンは身を竦ませた。

「…動いてる」

ふっと呟くように漏れた言葉にプロイセンはふっと息を吐く。
「止まってたら仕事、出来ねぇだろ」
「…うん。そうだね」
ほっとしたように吐息が漏れて、ロシアは身を滑らせ床へと膝を着くとプロイセンに縋りつくように腕を伸ばし、左胸へと耳を押し当てた。

「…大丈夫。…俺は大丈夫だから」

止まらない出血(人口流失)。救急処置の為に巻かれた包帯(壁)。


プロイセンの宥めるような言葉にロシアはぎゅうっと目を閉じる。それをプロイセンは見下ろす。

(…早く、こいつの冷たい指を温めてやれる奴が出来ればいいのに)

体温を奪っていく冷たさに許しを。
永久凍土に束の間の安寧を。

プロイセンはロシアの髪を撫でた。

 

 

 


体の一部 尻編(独普)

 


兄さんの尻は、卑怯だ。

 

 起きて来れば、キッチンから甘い香りがする。その匂いに覗けば、襲ってくださいと言わんばかりの格好をした兄さんがキッチンでホットケーキを焼いていた。それをしばし、背後から観察する。黒のタンクトップに黒のボクサーパンツ。俺がいつも使っているエプロンの紐が緩く背後で結ばれ、兄さんが動く度にひらひらとそれが揺れる。黒いボクサーパンツから僅かにはみ出した尻は小さいがきゅっと締まって、何ともエロティックだ。そして、伸びた無駄なく筋肉の張った脚も。その脚が俺の腰に絡み、強請ってきたことを思い出すだけで、朝だと言うのに簡単に理性が揺らぐ。

(あの、尻を掴んで、この場で犯してしまいたい)

きゅっと上がった尻を鷲掴み、立ちバックで後ろから抱きたいと思う。勿論、エプロンは付けたまま、下着は必要最低限、裾からずらして、谷間に向かって上から、丁度いい具合にあるメープルシロップをローションの代わりにたっぷりと垂らして、その奥を舐めしゃぶって、羞恥に頬を染め、嫌がる兄さんを押さえつけて、奥まで突いて、俺で満たしたい。俺のことしか考えられなくしてやりたい。

 


最近覚えたらしい流行歌を口ずさみながら、キッチンに立つプロイセンの背後にドイツは立つ。それに気づいて、プロイセンが振り返る。

「お、おはよ」

「お早う。珍しく早いな」
「…んー、まぁな」
フライパンの上でホットケーキが踊る。最近のプロイセンのお気に入りのメニュー。ドイツは背後から締まった腰へと腕を回す。プロイセンからはホットケーキの匂い。シャワーを浴びた後なのか、湿った髪からはシャンプーの香りがする。もぞりと理性が欲望に押されるのを自覚しながら、ドイツはプロイセンの髪に鼻先を埋めた。






PR
NAME
TITLE
TEXT COLOR
MAIL
URL
COMMENT
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Powered by NINJA BLOG  Designed by PLP
忍者ブログ / [PR]