とっても可哀相で可愛い…え、別に可愛くはないだろうって?えー、すごくプロイセン君可愛いよ。うさぎさんみたいだし。あの赤い目が潤むと宝石みたいにキラキラしてて、すごくきれいなんだよ。…何でそんなことを知ってるのかって?…それは僕とプロイセン君の秘密だよ。笑ってるプロイセン君も好きだけど泣いてるプロイセン君も好きなんだ。もちろん、笑ってる方が好きだよ。一緒にいるとね、何か温かくなるんだ。そんな僕の大好きなプロイセン君に一週間、目隠しで、とある一室でひとりで過ごしてもらうことになったよ。
プロイセン君は寂しがり屋のくせにいつも「一人楽しすぎるぜー!!」とか言ってるけどね。…だから、一日一回、部屋に誰かが訪問することになったんだけど。
制限時間は、一時間。
訪問してきた僕を当てることが出来たなら、プロイセン君の勝ち。
当てられなければ、僕の勝ち。
勝った方の言うことをひとつだけ、どちらかが訊くんだって。…うふふ。僕が勝っちゃうけどね。
さて、今日は金曜日だよ。金曜日は僕、ロシア。
ふふっ。…プロイセン君にお願いごと、何、聞いてもらおうかなー。