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「Axis Powers ヘタリア」の二次創作を扱う非公式ファンサイト。
04 . April
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14 . June


 
…のようです。フォルダ漁ってたら結構、あるもんですなぁ。


にょ普と爺。私があなたを~をのにょ普verを書こうとしていた模様。










拍手[8回]



 
 
 欧州一の軍国と聞いていたから、「国」も当たり前のように「男」だと日本は思っていた。
 
 フランスで目にした宮殿と比べると、華美を殺いだ剛健さ溢れるベルリンの宮殿の質素さは日本が好むものであり、自分の好みに近いとさえ思う。
(…気の合う方なら、良いのですが…)
そう思いながら、侍従に案内され、重い樫の扉が立ちはだかる部屋へと日本は祖国を離れ、数ヶ月掛けて辿り着いた。
(…正念場です。…滞在期間の間に多くのものを国民の為に学んで帰らねばなりません)
欧米列強に虎視眈々と喉元を狙われている身だ。出来るだけ早く、まともな軍備を憲法を整備し、見くびられない為の体裁を整え、世界に認めなければ、ただ只管、貪られる奴隷のような道を進まねばならなくなる。日本は深く息を吸い、ドアが開くのを待つ。そして、開かれたそのドアの向こう、大きな窓から差し込む柔らかな陽光に腰に届く程までに長い銀色を光らせた濃紺の軍服の背中が見えた。
「国家殿、日本殿をご案内して参りました」
侍従の声に漸く、プロイセンは振り返る。それに一瞬、日本は目を奪われる。
 
「ご苦労。下がっていいぜ」
 
ハスキーな掠れた声に侍従は一礼して、部屋を出て行き、プロイセンと日本だけがそこに残された。
 
「お前が日本か。俺がプロイセンだ。…フランスやイギリス、オランダから、お前の話は少しは訊いてる」
 
つかつかと軍靴を鳴らして、プロイセンは日本の前に歩み寄ると自分より目線の低い日本の顔を正面切って、覗き込んだ。透き通る程に白い頬に化粧はされておらず、僅かに皮膚の引き攣れた痕が残る。さらりと軍服の肩を銀糸が落ち、見つめる瞳は薄い青と赤を織り交ぜた見たことのない不思議な色をして、その目に日本を映していた。日本はそれを見つめ、胸元の僅かな膨らみと思いの他、華奢な作りの輪郭とふっくらと柔らかな淡い色をした唇に見入る。

「……何、呆けてやがる。口も訊けねぇのか?」

眉を顰め、むにりと頬を摘まれ、日本は我に返る。びくりと身を竦めた日本に驚いたのか、プロイセンの指は外れ、それに日本はかあっと頬を赤くした。
(プロイセンさんが女性だっだなんて、私、訊いてません!!)
漠然と、軍国だと言うのだからきっと逞しい男の方なのだろうと思っていた。フランスで同席した貴婦人と比べ、そこに派手な美しさも女らしさもないが、顔の造りや肩、長靴で包まれた足首の細さは女性のものだ。
(…でも、ああ、何て美しいひとだろう。こんあに美しいひとがこの世にいたのか…)
見たことない色を纏い、身を包むものは軍服であったが、返ってそれがプロイセンの美しさを際立たせていた。…女神だ。遠い異国の国の神話に出てくる戦いの女神は斯様に美しい姿形をしているのだろう。…日本は暫し、プロイセンの美貌に心を奪われ、呆けた。
「今度は赤くなったな。おい、お前、大丈夫か?」
心配げに眉が寄せられ、ひらひらと目の前で手のひらが揺れる。日本ははっと我に返った。
「…す、すいません!…に、日本とも、申します。こ、この度はお目通り頂き、誠に有難うございます。是非とも貴国の政治制度や軍備を学ばせて頂きたく、参らせていただきました。ご、ご指導、ご鞭撻頂ければ幸いです!!」
頭の中で繰り返していた口上の半分はどこかに飛んでいってしまった。かなり噛んだし、自分でも何を言ったのか解らないまま、頭を下げれば、ぷすっと言う思わず漏れたような声が振って来る。恐る恐る顔をあげれば、笑いを噛み殺すように口元を押さえたプロイセン。日本は耳まで赤く染めた。
(あ、穴があったら今すぐ飛び込みたい!!っていうか、今すぐ鎖国したい!!)
消え入りたい気分で、俯けば、こほんと小さな咳払い。白い手袋に包まれた指先が日本の肩を叩いた。
「笑って悪かったよ。お前が凄いテンパってるからよ。でもま、この俺に学びたいとか目の付け所は悪くねぇな。上司にお前の面倒見ろって言われて、面倒臭ぇって思ってたけど、お前、面白い奴ぽいし、面倒見てやるよ。厳しくやるから、覚悟しろよ!」
「…は、はい。有難うございます」
ばしばしと肩を叩き、プロイセンはケセセと笑った。
 
 
 それが、日本と彼女…プロイセンとの出会いだった。
 





にょ普が本家に登場したときに書いたと思われる。そして、冒頭を書いて満足した…らしい。にょ普と爺ってラブコメカプだと思う。晩生引きこもり爺とイケイケと思いきや、意外にウブなにょ普とか萌じゃねぇか!と、思ったんだ。





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