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「Axis Powers ヘタリア」の二次創作を扱う非公式ファンサイト。
04 . April
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04 . October




フォルダ漁ると途中で飽きた書きかけが結構出てくる訳で、
没ネタ晒すぞー!祭開催。祭はネタ切れで終了の予定だ。

本日はにょいつと兄さん。














拍手[2回]







 
「選べ」


 
 
突然、幼い少女の前に立った、銀髪赤目、まるで悪魔のような色をした男は少女を見下ろし、感情の籠らぬ掠れた声でそう言った。少女はその言葉の意味を捉え倦ねて、男を見つめた。男の赤い目は澄んでいた、恐怖は感じない。その目を美しいとすら少女は思う。その赤いコランダムに囚われたように少女は魅入る。その視線だけでひとを虜にする。だから、男は悪魔なのだろう。
 
 北方の孤高の黒鷲、恐れを知らぬ破落戸。
 軍国プロイセン。
 
耳に入ってくるのは碌でもない噂ばかり。恐ろしい男だと思っていた。だが、目の前に現れた男は噂とは裏腹に清廉さを漂わせ、言葉は粗暴であるものの威圧感は感じない。少女を子どもと軽んじることもなく、発せられた言葉は意思を無視した決定ばかりを告げる言葉ではなく、少女の意思を問うものであった。
 
「守られていたいなら、このまま留まればいい。俺は戦い方を教えてやるが、後生大事にお前を守るつもりなんかねぇ。…世の中、殺るか殺られるかだ。好きな方選べ」
 
素っ気なく告げられた言葉を少女は吟味する。考えこむ少女を男は黙って、見つめた。
 
 
 新しく生まれた国の子どもは、この波乱の時代に「女」として生まれた。
 
 
 女であることに何か意味があるのか?ただ、時代に蹂躙されるために生まれたのか…?男は思考を停止する。幼馴染の顔が不意に脳裏を過ぎった。
 
 女だと、侮れば痛い目に遭う。
 そうやって、生き残った女だ。
 
 男は改めて、少女を見やる。柔らかな蜂蜜を思わせる長い金の髪、白磁のような白い頬。冬の青く澄んだ空を思わせる青い瞳。触れればポキリと折れてしまいそうな華奢な体。庇護されるがお似合いな愛らしい少女だ。自分の手に余る。それでも、「選べ」と選択を提示したのは、楽な途を選んだところで結局はこの世の理に従い過酷な生存競争に放り込まれる少女に幾ばくかの憐れみを感じたからだろう。
 
 身を守るすべを知らず、相手から蹂躙され、支配されるものになるか。
 何も知らぬまま、殺されるのを待つか。
 戦うことで、相手を蹂躙し、支配するものになるか。
 
 女にとって、前者の途は楽だろう。女は最初からそう作られている。それに逆らい生きるのであれば、反発は免れない。だが、そんなものは力を誇示することで黙らせれば良いのだ。あの幼馴染のように。女には二度、痛い目に遭わされている。侮れば痛い目を見る。
 
 男はふっと息を吐いた。
 
 視線を上げれば、初めて自分が接した女が慈愛の笑みを浮かべ、見下ろしている。彼女の庇護下にあった頃の自分は何と幸せだったことか。戦うことを選んだのは男であったが、貧しくも幸せだった記憶はいつも男の根底にあった。
 
 男の意識が自分から逸れたことに気づいて、少女は顔を上げる。男の視線は少女の後ろ、少女と男を見下ろす子を抱いたマリア像へと向けられていた。男の表情のない赤が僅かに懐かしそうに細められるのを、少女は息を止めて見つめる。
 
(…きれい。あの赤をずっと見つめていたい、見つめられたい…)
 
そう思った瞬間、男の存在に竦み、その場に留まっていた少女の足は一歩を踏み出していた。伸ばした手に、赤が驚いたように見開かれるのをうっとりと少女は見やった。
 
「私があなたより強くなれば、あなたを私のものに出来る?」
 
つま先立ちで、男の頬に少女は触れる。赤がゆっくりと瞬き、薄い唇が弧を描いて笑う。
 
「お前が俺を支配すると言うのか。面白ぇ。出来るもんなら、やってみろ」
 
力強い腕に抱き上げられ、見下ろした赤は美しく、少女は目を細め、微笑した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
にょいつと兄さんの出会いを妄想。にょいつ普とかいいじゃないですか。
 
にょいつにとって、兄さんは憧れで自分もこうなりたいと言う理想(にょいつ的に兄さんは出来る男に分類済、後凄く分厚い美化フィルターが掛かってるよ!)、尊敬する兄に体の成長と供に抱いてはいけない邪な想いを抑えきれなくなって、兄さんの寝室に夜這い。それなんて、エロゲ?な逆レ○プとかなな展開にするつもりだったが、飽きたようだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
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